【匠の技】スキー スノーボード スペシャルチューンナップ

ストラクチャー以外はすべて手仕上げのチューンナップを行っています。スキーやボードをする上で大事なことは、回転性、エッジの切れ味、滑走性の3つの条件があえば快適に楽しむことができます。頑なに手仕上げにこだわり、レーシングサービスの実績と経験を生かしレーサーからジュニア、一般の方まで1台1台お客様にあったチューンナップを行っていきます。

安藤顕（あんどう あきら）
BLIZZARD SKI TEAMサービスマンを経て、現在HOLMENKOL WORLD RACING TEAMサービスマンとしてワールドカップやオリンピック、世界選手権アルペン、ジャンプ、スノーボードの国内外の大会における各ファクトリーチームのサービスマンを務め、幅広く選手をサポートしている。的確なワックス情報で各チーム選手の勝利に貢献している。

STEP 1  PREPARETION(状態のチェック)長年、ワールドカップシーンにおいて培ったプロの目で板の狂いを徹底的にチェック。どんなに小さな異常も見逃しません。
万一、曲がりや剥離が見つかった場合は、この段階でお客様にご連絡を差し上げ、その後の処置についてご相談申し上げます。

STEP 2  REPAIR(滑走面の補修)ベース面に傷がある場合、もしそのまま放置しておくと滑走面の低下はもちろんのこと、剥離の原因となり板にとって致命傷になる事も考えられます。細かな傷も含め次の工程の「ベース研磨」に最適な状態まで補修します。

STEP 3  サイド研磨(焼き取り)多くのスキー・スノーボードは、新品の状態であってもエッジに焼きが入っているものが多いため、この段階で焼きを取って均一な状態にします。

STEP 4  ベース研磨(フラット出し～ストラクチャー)ベース面の状態によりますが、基本的に荒削り→中削り→ファイン仕上げ→クリスタル仕上げ→ストラクチャー仕上げの5工程すべてを、コンピューター完全制御のストーンマシンで行います。ストラクチャーはSLウエーブ、GSセンターウエーブ、SGウエーブ、DHクロスが選択できます。

STEP 5 ベースエッジ仕上げすべて手仕上げで行います。
ベースエッジビベリング（回転性を高め、ターンの導入をしやすくします）の角度指定は0.5～1.5までの0.25刻みでご指定ください。

STEP 6  サイドエッジ仕上げすべて手仕上げで行います。サイドエッジビベリング（ターンのコントロール性を高めます）の角度指定は90～85までの1刻みでご指定ください。

STEP 7  ホットワクシングHOLMENKOLのレーシングワックスをホットワクシングします。

STEP 8  ワックスフューチャースピード赤外線によりワックスの浸透性が高まり、持続性、滑走性が短期間で効果を発揮します。